使うコインについて 〜ハーフダラー編〜

こんにちは。みやもとです。

 

手品を初めてツイッターを初めて、周りの環境が目まぐるしく変化しています。

その中でもこんな僕を良くしてくださる、いわゆる物好きな方がいらっしゃるわけで、そう言う方々には本当に感謝してもしきれません。

 

その中の1人にぺろさんと言う方がいます。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、銀貨を主に扱うコイン屋さんです。

ぺろさんには銀貨だけでなく、プライベートでもかなりお世話になってたりするのですが、今年のマジケでは「たのしいそしなや(^ω^)ペロペロ」で一緒に出店します。

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銀貨を新調したい、新しいコインに触ってみたい、などコインに関するご用命は是非どうぞ。

 

 

とまあ宣伝はこの辺にしておき、本題です。

 

 

どのコインを使えばいいんですか?

 

よくある質問だと思います。実際よく聞かれます。

先に結論から申しますと、

 

好みのやつ使いな!

 

....なんかすいません。ただ実際結構好みに依存するところがあるので、割と重要です。

 

とはいえこれで終わるのもあんまりなので、僕がマジックをやっててコインを使う中で思うことがいろいろあるので軽くコインの比較をしてみようと思います。

 

()内の数字は僕の独断と偏見で決めた点数です。5点満点。

 

500円玉

価格 500円

ギミック (2/5)

おすすめ度 (2/5)

おなじみ500円です。500円玉の良いところは借りて演技できることです。あとは日常でよく見るので怪しまれづらいことでしょうか。

悪いところとしてはギミック製造は違法であり、過去の遺物のような感じで少数流通してるものも非常に高価と言うところでしょうか。

印象としてコインマジックというよりは日用品マジックに近く感じる人もいます。ですのでマジックに特別感が欲しいという人には500円玉をおすすめしていません。

サイズも小さいので基礎技法がやりづらかったりします。

 

ケネディ(ニッケル)

価格 200〜500円

ギミック (5/5)

おすすめ度  (3/5)

とりあえず手にするコインといえばこれでしょうか。

良いところはなんと言っても安さとギミックの手に入りやすさでしょうか。コインにおいてデフォルトに近い立ち位置だと思います。

悪い点としてはくすみやすいというところと加工のしづらさです。特に加工のしづらさという面では、とにかく硬いのでソフトコインを作るのも一苦労です。ソフトコインが欲しくなったら諦めて銀貨使いましょう。

 

ケネディ(1964)

価格 1500〜2000円

ギミック (4/5)

おすすめ度 (5/5)

銀貨の代表格です。とりあえずここから銀貨デビューという方も多いように思います。

良い点としては、銀貨であること、銀貨の中ではそこそこ安いこと、割とメジャーであることなどが挙げられます。比較的ギミックも手に入りやすい上、加工がしやすくコンディションを揃えるのが簡単なのも良い点だと思います。

悪い点は銀貨に共通して言えることですが、傷つきやすさと紛失による懐へのダメージが大きいことくらいだと思います。

 

ケネディ(Ag含有率40%)

価格 500〜900円

ギミック (3/5)

おすすめ度 (3/5)

1967年製など、たまに見る安い銀貨です。

良い点としては安いこと、傷つきづらいこと、一部1964のギミックを流用できることくらいでしょうか。

悪い点としては、表面のコンディションの維持が難しいことと音などが90%銀に多少劣ることです。

練習用には良いかもしれませんが、これを買うならいっそ64年製に手を出すのもアリだと思います。

 

ケネディ(シルバークラッド)

価格 1500円前後

ギミック (1/5)

おすすめ度 (3/5)

銀が含まれる建国記念ハーフです。

良い点としては珍しいので他の人と違ったコインを使うことができること、見た目は銀貨なのに少し安い事などがあります。また、エッジが立っているのでクラシックパームなどが綺麗に入ります。

悪い点としては、入手難易度が高いため、ギミックだけでなくレギュラーを手に入れるのも難しいと言うことなどが挙げられます。64年のギミックと微妙に互換性がないのがキツイですね。

 

ウォーキングリバティ

価格 1300〜2000円

ギミック (3/5)

おすすめ度 (4/5)

美しいコインです。マジシャンの中にも使用者は非常に多く、親しまれているコインです。

良いところは、銀貨であること、程よいアンティーク感、自然磨耗による手の馴染みやすさなどが挙げられます。

天然摩耗により、少し削れているものが多いので、擦り合わせた時若干音が小さいです。

悪い点としては、ケネディに比べギミックが少ないと言うことと、状態を揃えることが難しいことです。

状態に関しては、ヤスリを使って自分でソフト加工を行ったり、燻して色味を統一することである程度揃えることができます。

 

フランクリン

価格 1500〜2000円

ギミック (2/5)

おすすめ度 (3/5)

マジシャンの使用率が何故か低いコイン。

良い点としては、銀貨であること、他の人と被りづらいことなどが挙げられます。

悪い点としては、やはりギミックが少ないことです。

レギュラーしか使わないし他の人があまり使わないコインがいいと言う方にオススメです。

 

バーバー

価格 2000〜3000円

ギミック (3/5)

おすすめ度 (5/5)

マニアに愛されるコイン。

良い点としては、銀貨であること、天然のソフトコインであること、アンティーク感などが挙げられます。

天然のソフトコインである事が何よりの強みです。手に負担をかけづらく、手になじみ、擦り合わせても音が鳴りません。難易度の高いコインマジックを行うには必須のコインです。

悪い点としては、落とした時の凹みが致命的、年号や状態を揃えるのが少し大変なことなどが挙げられます。

ただし、状態をそろえるなどの目的で人工的にソフトコインを作る場合、コインのエッジが鋭くなりやすいので注意が必要です。

 

シーテッドリバティ

価格 5000円〜

ギミック (1/5)

おすすめ度 (3/5)

変態コインマン御用達のガチなやつ。

かなり貴重なため、使っている人はかなり少ないです。バーバーと同じくソフトコインであり、使用感はとても良いです。

悪い点としては、紛失時の懐へのダメージがとにかく大きいのと、入手難易度がとにかく高いことです。

 

 

 

 

というわけでざっと銀貨を紹介してきました。レギュラーだけで選ぶなら、銀貨はどれもおすすめです。

 

銀貨は高価なので、自然と練習するようになりますし、初めて銀貨を触る時、ニッケルと違う独特の感覚に驚くと思います。

 

コインはカードなど他の道具に比べても消費が少ないので、とりあえず良いものを揃えておいて損はないと思います。ご購入のヒントになれば幸いです。

 

あんまり面白いこと書いてませんが、今回はこの辺で。ではまた。