タッチについて思ってること

こんにちは。みやもとです。

ツイッターでタッチの話がちょっとだけ話題になってたっぽいので自分の今思うことを書いてみようかなと思います。(主に自分が今苦しんでいることを書いていると思っていただければ幸いです)

先日ツイッターにこのような図を載せてみました。

かなりざっくりした僕の印象(偏見を含むかも)です。かなり端折って書いたので今回はちょっと詳しめに書いてみようと思います。

僕個人の考えでは、「タッチを良くする」というのは、「ノイズをなくす」と言うことに近いと思います。

タッチの褒め言葉として目にするのは、「きれい」「美しい」「軽い」「優雅」などがあります。ただ、これらはそれぞれニュアンスというかベクトルが異なるので、人によってどれを目指すかというのはかなり変わってくると思います。例えば優雅に見せるタッチも、みる人によってはノイズの多いタッチに見えることがあります。僕もモノによってはリアルで見ると流石にちょっと気になったりするかも...?一部では金魚タッチなどとも呼ばれますが...

とはいえそこは個人の美意識になってくるので今回はスルーします。

動きの多さ

タッチに大きく影響を与えているのは手癖だと思います。この手癖というのは、所作だったりそういう細かな要素がたくさん含まれる訳ですが、言い方を変えればこれがその人の動きのベースになるということだと思います。

具体的にいえば、ドリブルし終わって手の上でばらけたデックを揃える時の手数などが挙げられます。エッジを撫でるようにして最低限の往復で揃える人もいれば、エッジを何往復も擦ったり、指をモニョモニョして揃える人もいます。これを動画で見比べてみるとそれぞれが与える印象にはかなりの差が出てきます。

他にも、ドリブルやスプリング、リフルなどの頻度もここに含まれると思います。(特にこれらは音を伴うので、多いとノイズになりやすいのかも)

滑らかさ

道具の動きの滑らかさと指の動きの滑らかさの2つに分けて考えます。

道具の動きのというのは、例えば両手を使ったスプレッドなどがいい例だと思います。「スプレッドを見ればその人の技量がなんとなくわかる」などとよく聞きますが、おそらく開く長さなどで練習量が滲み出るからだと思います。

指の滑らかさは、動作と動作のつなぎ目や、マジカルジェスチャーなんかで顕著に出るように思えます。この要素は脱力などとも関わってくると思うのですが、根本的には自分の思ったように指が動いていないのが原因のように思えます。もしかしたら指の形だったり関節の硬さなども影響してたりするのでしょうか...?

脱力

力が入っていると、全体的にタッチを重く感じたりします。逆にいえば、ここをクリアできれば技法の接触感を無くしたり、タッチに軽さを出せるはずです。(フラフラしろって意味ではないので誤解なさらぬよう...)

ディーリングポジションでデックの保持に力が入っていたり、ビドルグリップの時に必要以上に深く持ったりなどは、初心者の人に多く見られるものだと思うので、もしかしたら慣れだったり練習を重ねていくうちに解消されていくものなのかもしれません。逆に言えばこれが「初心者らしさ」の大部分を担ってるのかもしれません。

動きの大きさ

例えばデック上でのターンノーバー系技法(マルチプルLとか)でやたら手を動かしたりすると、ここでも「初心者らしさ」を感じるように思います。他にも、デック上で取り上げたカードを親指でペコっと鳴らす動作を必要以上に大きく何度も行うなどもノイズになりやすいと思います。

こんな感じでまとめて来ましたが、ここで皆さんが気になってると思うのが、

「お前(みやもと)はどうなんだ」

というところだと思います。

出来てません。自分のこと棚にあげてます。本当にすいません。

今回のこの記事は自戒の念も込めて書いたものです。とはいえ僕も普段特にお客さんを前にしている時は気をつけるようにしています。まあたまにそれで撮ってもらった動画を見て下手くそさを実感するわけですが...

僕の目指してるところとしましては、特別綺麗と言うわけでもなく、すっきりして見えるくらいです。僕としても手品の筋自体は淡々とそつなくこなすように見えるように心がけているので、リラックスしてかつサラッとした印象を持たせれたらなと思っています。

ツイッターで、マジックをするタッチが綺麗すぎると予定調和感がある、と言う意見をチラッと見たのでそこへの僕の意見としましては、下の図で言うすっきり〜きれいくらいまでは予定調和感なく、かつノイズもない感じなのではないかなと思います。

長くなりましたが今回はこの辺で。練習します。すんませんでした。

ではまたそのうち。

用語引用

金魚タッチ 用語：金魚タッチ | ゆっくり手品がたり